揚げ物を終えたあと、鍋にたっぷり残った油。熱いうちは動かせず、冷めても出し先が分からず、手が止まります。
厚木市の情報メディア「あつぎロケーション」ライターのさくらこです。出す前に、市の公式ページとガイドブックで食用油の扱いを確かめました。
出せる油、出し方、出せない油、流してはいけない理由の順にお伝えします。
食用油は資源として回収されます
先に結論を言うと、サラダ油やごま油など、回収対象の食用油は、もえるごみではなく資源として出せます。市は家庭から出る使用済みの油を、家畜の飼料などにリサイクルしています。
資源にした油は、家畜用の飼料のほか、インクや塗料、石けん、バイオディーゼル燃料になります。使い終えた油にも、次の行き先があるんですね。
わたしも長いあいだ、揚げ油は固めてもえるごみにするものだと思っていました。
出せる油と出せない油を先に分ける
出し方の前に、手元の油がどれに当たるかを見分けます。厚木市では、油の種類によって出す先が三つに分かれます。
- 廃食用油(資源)
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サラダ油やごま油など、回収対象となる植物性の食用油です。
- もえるごみ
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動物性の油脂と、ラー油やドレッシングなどの加工油です。
- 集積所に出せないもの
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灯油やエンジンオイルなどの鉱物油と、飲食店の油です。
動物性の油脂は、冷めると固まる油のことです。見分けに迷う油は、ボトルの表示を見るのが近道ですよ。
回収してもらえる油は植物性が条件
資源として回収されるのは、調理に使った油と、消費期限が切れた古い油です。どちらも植物性の食用油が対象です。
- サラダ油やオリーブオイル
- ごま油、紅花油、ひまわり油
- 調理に使ったあとの油
- 消費期限が切れた古い食用油
夫と二人暮らしだと、油を使い切る前に期限が来てしまいます。わたしの家の戸棚にも、古い一本が残っていました。
冷ましてこしてペットボトルに入れる
使った油は、そのまま出すわけではありません。出せる状態にするまでの流れは、四つです。
使用済みの油は非常に熱いので、冷めてから作業します。
天かすなどの異物が混ざらないようにします。
ふたがネジ式のものに入れ、しっかり閉めます。
朝8時30分までに、決められた集積所へ出します。
市の案内でも、必ず冷ましてから作業するように書かれています。天かすなどの異物が混ざらないよう、金網などでこします。
さくらこ熱いうちは動かさず、まず冷まして!
熱いうちに動かすのは、やけどのもと。急がず、冷めるのを待つのが先ですよ。
ペットボトルのラベルと袋の扱い
油を入れるのは、ふたがネジ式で、不用になったペットボトルです。ラベルは外して、プラスチック製容器包装として出します。
見落としやすいのが、袋の扱いです。ほかのペットボトルは透明か半透明の袋に入れますが、油の入ったものは袋に入れずそのまま集積所へ出して構いません。
未開封の油なら、びんでも缶でも、そのまま出せます。移し替える手間はいりません。
収集日は缶類やびん類と同じ曜日
廃食用油の収集日は、缶類、びん類、ペットボトル、もえないごみ(ガラス類、金物類)と同じ曜日です。専用の日はありません。
出すのは、収集日の朝8時30分までです。何曜日かは地区ごとに決まっていて、市の「お住まいの収集日程一覧」で調べられます。
品名で調べたいときは、分別辞典「ごみサク」で「あぶら」と入力します。植物性か動物性かの別が、一覧に出てきます。
固まる油や加工油はもえるごみ
先に確認しておきたいのは、バターやラードなどの動物性の油脂です。冷めると固まる油は、もえるごみの日に出します。
ラー油やドレッシングなどの加工油も、資源には出せません。紙などに染み込ませて、もえるごみの日に出します。
余ったドレッシングは、つい流したくなりますよね。ここは資源の油とは別の扱いです。
灯油やエンジンオイルは出せません
石油、灯油、エンジンオイルなどの鉱物油は、集積所には出せません。購入先か専門業者に相談するよう、市が案内しています。
飲食店から出る事業系の油も、家庭と同じ出し方はできません。事業系ごみとして、適正に処理するよう案内されています。
灯油やエンジンオイルなどの廃油は、環境センターでも処理できません。詳しくは環境センターへの持ち込みの記事に書きました。
油を排水口に流してはいけない理由
市の案内では、油をそのまま排水口に流すと、敷地内のパイプや下水道管を詰まらせてしまうと説明されています。
大さじ一杯、15ミリリットルの油でも、魚が住める環境に戻すには約300リットルのきれいな水が必要と言われています。
固めてもえるごみにすると、燃やすときに二酸化炭素が出ます。資源として出せば排出量が抑えられると、市は説明しています。
迷ったときは資源循環推進課へ
市の案内は、更新されることがあります。出す前に、厚木市公式サイトの「廃食用油のリサイクル」ページを開いておくと安心です。
判断がつかない油は、資源循環推進課(電話046-225-2790)に聞く方法があります。公式サイトには、メールフォームもあります。
揚げ物のあとの油で悩んでいる方へ
戸棚の奥や鍋のそばに、使い終えた油や古い油が置きっぱなしなら、それが今日の一歩のきっかけです。
油は固めて燃やすものと思いがちですが、回収対象の食用油なら資源に出せます。そう分かると、捨てるときの後ろめたさも少し軽くなる気がしています。
今日は、手元の油がサラダ油やごま油など、回収対象の植物性食用油か、ボトルの表示を見てみてください。回収対象なら、次の収集日までに冷まして、こして、ペットボトルに入れるだけ。無理のない一つから、始めてみてくださいね。













