近所の家の玄関先に、大雨の予報が出た日だけ組み立て式の板が置かれているのを見かけて、あれは何だろうと気になったことがあります。
地域情報メディア『あつぎロケーション』のライター、さくらこです。気になることは、あとで困らないように先に確認しておきたいタイプです。
自治体によって内容が変わる制度なので、厚木市に今もあるのか、対象になる設備や住宅、申請の順番までを、公式情報をもとに整理していきます。
止水板の補助制度が今もあるか
見落としやすいのが、止水板という言葉自体は全国の水害対策で使われていて、厚木市に今も専用の補助制度があるかどうかは、その言葉だけでは分からないという点です。
厚木市には、止水板設置補助金という制度のページが公式サイトに公開されており、止水板の購入や設置にかかる費用の一部を補助する内容になっています。ただし予算や受付状況は年度によって変わることがあるため、現時点で制度が続いているかは、窓口で確かめるのが一番確実です。
対象になる止水板や工事の範囲
対象になるのは、止水板そのものの購入費と、設置のために必要な工事の費用です。設置工事は、止水板の周囲およそ一メートル以内の範囲が対象で、自分で工事を行う場合は、その工事費が対象になりません。
- 材質
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金属や合成樹脂など、浸水に耐えられる材質であることが必要です。
- 取り外しや移動
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その場から取り外したり、移動させたりできるものであることが必要です。
- 繰り返しの使用
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一度きりではなく、繰り返し使えるものであることが必要です。
- 製品であること
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止水板として販売されている製品であることが必要です。
止水板と呼べる製品であれば何でも対象になるわけではなく、要綱で定めるこの四つの条件をすべて満たす必要があります。何が対象になるかは、事前に窓口やカタログで確認しておくのが確実です。
補助の対象になる建物と住宅の条件
要綱でいう対象建物等は、住宅やマンション、店舗、事務所など、これらに付属する駐車場も含まれます。戸建てか集合住宅か店舗かという種類だけで、対象になるかどうかが決まるわけではありません。
対象になるのは、過去に浸水の被害があった地域や、浸水の被害が起きるおそれがある地域にある建物の所有者や使用者です。市税や下水道使用料などを滞納していないことも、条件のひとつになっています。
対象になる費用と対象外の費用
補助の対象になる経費は、止水板の購入費と、設置に必要な工事費です。対象経費の2分の1までで、上限は1つの建物につき50万円、交付は同一の建物について1回のみです。
タイルなど周辺の材料費や、止水板と直接関係のない工事は対象に含まれません。何が入るかは公式資料で線引きされているので、思い込みで購入や契約を進めないほうが安心です。
工事や購入の着手前に申請が必要
この補助金は、止水板の購入や工事に着手する前に申請することが原則で、交付決定を受けてから着手する必要があります。すでに着手してしまってからでは、対象にならない可能性があります。
わたしも、先に着手してしまってからでは取り返しがつかない制度があることを知って、これは早めに確認しておかないと危ないなと感じました。
補助額と受付期間をどう見るか
補助額の上限や割合は分かっていても、受付期間や年度ごとの予算については、公式ページに具体的な記載がない場合があります。
年度によって予算の上限に達すると、受付が早めに締め切られることも考えられます。気になる年は、早めの問い合わせが安心につながる一歩。
浸水対策全体の中での位置づけ
止水板は、浸水の被害を和らげるための備えのひとつであって、水の勢いや量によっては、被害を完全に防げるとは限りません。
土のうや水のう、雨水ますまわりの掃除といった日ごろの備えと合わせて、わたしは止水板の補助制度も選択肢のひとつとして考えるようにしています。
水害リスクの確認から避難計画・浸水対策までの全体像は、厚木市で水害に備えるなら|自宅の行動計画と浸水対策で整理しています。
似た名前の市内の別制度に注意
厚木市には、止水板設置補助金とは別に、市内の洪水浸水想定区域内で、避難施設としての協定や地域防災計画上の役割などの要件を満たす建物を対象にした、浸水防止対策事業補助金という制度もあります。
さくらこ名前が似てるだけで全然別の制度だった
| 制度 | 主な対象 |
|---|---|
| 止水板設置補助金 | 浸水被害があった、またはそのおそれがある地域の住宅や店舗など |
| 浸水防止対策事業補助金 | 洪水浸水想定区域内で、避難施設の協定を締結済みか締結予定、または防災計画上の役割がある建物 |
名前も内容も似ているため、一般的な住宅での止水板の相談だと思って窓口に問い合わせるときは、どちらの制度について聞きたいのかをはっきり伝えると話がスムーズです。
近隣市の制度と混同しないこと
よく迷うのが、近くの自治体で止水板の補助制度が紹介されているのを見て、厚木市でも同じように使えると思い込んでしまうケースです。
補助の有無や金額、対象になる建物の条件は自治体ごとに違うことがほとんど。厚木市の制度を調べるときは、厚木市の公式情報だけで確認するのが基本です。
最新の公式情報を確かめる順番
情報が古いまま止まっていないかどうかは、次の順番で確かめると迷いにくくなります。
厚木市公式サイトで、止水板設置補助金のページが現在も公開されているかをまず確認します。
対象になる建物や止水板の種類、今年度の予算や受付状況について、河川下水道総務課に直接確認します。
着手前に申請が必要なので、業者から見積書をもらってから、交付決定を受けたあとに購入や工事に着手します。
工事を決める前に注意したいこと
ここまでの内容は一例としての整理なので、年度や個別の状況によって変わることがあります。最終的な判断は、窓口で聞いた内容をもとにするのが一番確実です。
- 制度が今年度も続いているか
- 自分の建物が対象になるか
- 対象になる工事の範囲はどこまでか
- 見積もりを申請前に用意したか
この記事では、特定の建物に止水板が必要かどうかや、どんな製品が向いているかまでは判断できません。設置そのものを検討する場合は、専門の業者や窓口に相談しながら進めることになります。
迷ったときにわたしが見る順番
止水板の補助制度があるかもと分かっただけでも、次にする行動は変わってきます。まずは公式サイトを開いて、今も同じ内容で公開されているかを見るところから始められます。
わたし自身も、近所の玄関先で止水板らしきものを見かけたときは、うちの場合はどうなんだろうと気になったのを覚えています。調べてみると、知らなかっただけで手の届く制度があるものだなと感じました。
大雨の季節が来る前に、まずは公式サイトを開いて、止水板の補助制度が今も使えるかどうかだけでも確かめてみてくださいね。知っているだけで、気持ちが少し軽くなる気がしています。













