庭先やゴミ置き場で、見慣れない黒い縞模様の尻尾をふっと見かけて、その場で足が止まった、という声を耳にすることがあります。
『あつぎロケーション』でライターをしているさくらこです。わたしも先週、自宅の庭で同じ姿を見て、まず何をすればいいのか分からなくなりました。
その場でどう動けばいいかから、連絡先や日ごろの備えまで、順番に整理しておきます。
見かけた瞬間にまず距離をとる
見慣れない黒い縞模様の尻尾を庭先で見かけたら、刺激したり追い詰めたりせず、ゆっくり距離をとってください。まずはその場から距離をとることが大切で、写真を撮ろうと近づく必要はありません。
逃げ道をふさぐ形で近づくと、追い詰められて向かってくることもあるんですよね。
さくらこうちの庭にも先週アライグマが出たんです
- 追い詰めずに距離をとる
-
刺激したり追い詰めたりせず、ゆっくり離れます。
- 無理に写真を撮らない
-
見る程度にとどめ、近づかないようにします。
近づいたり触ったりしない理由
見た目は愛らしいのですが、野生の生き物であることに変わりはありません。爪や歯でのケガ、感染症の入り口になることもあります。
人に慣れてしまった個体ほど、かえって距離感を間違えやすい気がしています。
子どもとペットを先に遠ざける
子どもやペットのほうが先に気づいて、近寄っていってしまうことがあります。声をかけて呼び戻すことを優先してください。
犬の散歩中に出会ったときは、リードを短く持ち直し、アライグマを追わせずに距離をとります。
特定外来生物とされている理由
アライグマはもともと北米原産で、ペットとして飼われていた個体が野生化したとされています。生態系や生活環境、農林水産業への影響が問題となり、国が特定外来生物に指定している生き物です。
神奈川県内でも県央地域まで分布が広がっているそうで、厚木市も他人事ではありません。
自分の判断で勝手に捕まえない
庭に居ついて困っていても、原則として無断で捕獲することはできません。厚木市では、神奈川県の防除計画に基づくアライグマ捕獲等届出書を市へ提出する仕組みになっています。
箱わなを置く前に、まず鳥獣対策係へ相談したほうが確実なんですよね。
被害や捕獲の相談は鳥獣対策係へ
庭を荒らされた、家に入り込まれたなどの被害がある場合や、捕獲について相談したい場合は、厚木市の農業政策課鳥獣対策係へ連絡します。
後で伝えやすいよう、スマホのメモで十分です。
電話番号は046-225-2810です。
箱わなを借りたい場合も、この窓口で相談できます。
市役所の受付時間は、月曜から金曜の8時30分から17時15分までです(祝日を除く)。
実際に被害が出たときの相談先
庭を荒らされたり、屋根裏に住みつかれたりと実害が出ている場合は、市から箱わなを借りられる制度があります。貸出期間は原則3か月間で、設置中は1日1回以上の見回りが必要です。
| 相談内容 | 窓口 | 連絡方法 |
|---|---|---|
| 被害・捕獲・箱わなの相談 | 厚木市農業政策課鳥獣対策係 | 046-225-2810 |
| アライグマの目撃情報 | 環境省いきものログ | サイトから投稿 |
| 生息分布域外での目撃 | 神奈川県自然環境保全課 | 045-210-4319 |
見回りまで手が回らなさそうなら、業者に頼む方法もあります。費用の目安は別の記事で整理しています。
アライグマが運ぶ感染症に注意
アライグマはレプトスピラ症など、人にもうつる感染症を持っている可能性があるといわれています。過度に怖がる必要はありませんが、知っておいて損はありません。
庭でふんを見つけたときは、素手で直接触れないことを徹底してください。
餌になるものを庭に置かない習慣
餌を得られる場所だと学習すると、その場所を繰り返し利用する原因になるといわれています。日ごろの片付けが、いちばんの予防になる気がしています。
- 生ゴミは収集日の朝に出す
- ペットフードの残りを外に置かない
- 庭に落ちた柿や野菜を放置しない
- 側溝や排水路の落ち葉や枯れ枝を片付ける
家の周りに近寄らせない工夫を
縁の下や屋根裏、換気口のすき間は、住みつかれる前にふさいでおきたいところです。一度入られると、追い出すのはかなり大変なんですよね。
自分でふさぐのが難しい場所は、業者に相談する方法もあります。
見かけた日の帰り道で思うこと
もし今日アライグマらしき姿を見かけたら、慌てて動かず、まず鳥獣対策係の番号をスマホに控えておくところから始めてみてください。
わたし自身、先週まで連絡先も知らず、ただ驚くだけでした。知っているだけで、次に会ったときの気持ちがだいぶ違います。
庭仕事のついでにでも、一度番号を控えておいてもらえたら、いざというとき少し落ち着いて動けると思います。













