大きな地震や台風の話を聞くたびに、うちの備えはこれで足りているのかと、ふと気になることがあります。何から手をつければいいのか、迷ってしまいますよね。
厚木市の暮らしを扱うメディア『あつぎロケーション』のライター、さくらこです。わたしは、まず持ち出す物と家に置く物を分けて考えるようにしています。
この記事では、非常持ち出し袋の中身、家庭内の備蓄の日数、在宅避難や情報の受け取り方まで、順番に見ていきます。
防災の備えで最初に迷うところ
防災の備えと聞くと、やることが多くて後回しにしがちです。水も食べ物も、持ち出す物も、どこから手をつけるか迷いますよね。まずは大きく二つに分けて考えると、気持ちが少し楽になります。
一つは、外に持ち出す非常持ち出し袋。もう一つは、家にとどまって使う家庭内の備蓄です。役割が違うので、分けておくと考えやすくなります。
持ち出す備えと家にとどまる備え
見落としやすいのが、この二つを一緒くたにしてしまうこと。避難所へ向かうときに持つ物と、家で数日を過ごすための物では、必要な量も置き場所も変わってきます。
- 持ち出す備え
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避難するときに持って出る、最小限の水や食料、明かりや常備薬です。
- 家にとどまる備え
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停電や断水のあいだ、自宅で暮らしを続けるための水や食料、トイレの備えです。
どちらが欠けても、いざというときに困りやすいところ。まずは両方あるか、ざっと見てみるだけでも十分です。
非常持ち出し袋は置き場所が大事
厚木市は、非常持ち出し袋を一人に一つ用意し、すぐ手に取れる枕元や玄関のそばに置いておくよう案内しています。いざというとき、探さずに持ち出せます。家族の年齢に合わせて中身を見直しておくと、より安心ですよね。
用意したあとの見直しも大事。中身は定期的に点検し、何か所かに分散して保管しておくと、いざというとき慌てません。賞味期限や電池切れは、気づいたときが変えどきです。
さくらこ枕元や玄関に置くとすぐ持ち出せる
袋に入れておきたい基本の中身
非常持ち出し袋の中身は、火を使わずに食べられる物を中心にそろえると扱いやすいです。厚木市の案内では、飲料水や非常食のほかに、明かりや情報を得る道具もすすめられています。
- 飲料水は一人一日3リットルが目安
- カンパンや缶詰など火を使わない非常食
- 携帯ラジオと予備の電池
- 懐中電灯やヘルメット、防災頭巾
- 常備薬や救急用品、貴重品
全部を一度にそろえなくても大丈夫。まずは水と明かり、常備薬など、無いと困る物から入れていくと無理がありません。
家庭内の備蓄は何日分そろえる
家にとどまる備蓄は、日数で考えると分かりやすいです。厚木市は、水や食料をできれば7日分、最低でも3日分そろえておくことをすすめています。
7日分と聞くと、多く感じるかもしれません。家族の人数が増えるほど、必要な量もふくらみます。急に用意するのは大変。買い物のついでに少しずつ足していくと、無理なく続けられます。
自宅にとどまる在宅避難という方法
意外と知られていないのですが、災害のときに必ず避難所へ行くとは限りません。厚木市は、自宅に倒壊や浸水などの危険がなければ、自宅で過ごす在宅避難という方法も案内しています。
在宅避難は、避難所の混雑をやわらげ、感染症のリスクを下げることにもつながります。だからこそ、家の備蓄が生きてくるんですよね。まずはハザードマップで自宅周辺のリスクを確かめ、建物の被害も見て在宅避難できるか判断します。
水と食料と携帯トイレをそろえる
備蓄というと水と食料に目が行きますが、忘れやすいのが携帯トイレの備えです。断水や停電で水が流せなくなると、これがないと本当に困ります。ここは先に用意しておきたいところ。
| そろえる物 | 備えの目安 |
|---|---|
| 飲料水 | 一人一日3リットルを目安に |
| 食料 | 最低3日分、できれば7日分 |
| 携帯トイレ | 1日5回に人数と7日分をかけた数 |
携帯トイレの数は、厚木市の在宅避難の案内でも具体的に示されています。家族の人数で計算すると、思ったより多めに必要だと気づきますよ。
食べながら備えるローリングストック
備蓄は、一度そろえて終わりではありません。気づくと賞味期限が切れていた、ということもありますよね。そこで役立つのが、ふだんの食べ物を少し多めに買うローリングストックという方法です。
食べたら買い足す。この繰り返しなら、特別な非常食をたくさん抱えなくても、自然に備えが回っていきます。わたしも、レトルトや缶詰は少し多めに置くようにしています。
揺れで家具が倒れないようにする
備蓄と同じくらい大事なのが、揺れそのものへの備えです。どれだけ物をそろえても、家具が倒れてけがをしたら動けません。寝る場所の周りから見直しておきたいところ。
本棚や食器棚は、金具や突っ張り棒で壁に固定します。
布団やベッドの近くに、倒れる物を置かないようにします。
一定以上の揺れを感知して電気を止め、地震火災を防ぐ器具です。
厚木市では、2026年度も感震ブレーカーを自己負担500円で有償配布しています。2026年度の募集は4月30日で終了しました。今後の実施は、市の防災ページで最新の案内を確かめてみてください。
災害のときに情報を受け取る手段
いざというとき困るのが、正しい情報が届かないことです。厚木市は、防災行政無線を中心に、いくつかの方法で災害の情報を伝えています。一つだけに頼らず、複数を用意しておくと安心。
- 防災行政無線と屋外スピーカーの放送
- 聞き取れないときのテレフォンサービス
- あつぎメールマガジンやLINEの配信
- tvkのデータ放送や緊急速報メール
放送が聞き取りにくいときは、テレフォンサービスの050-5536-7055で最新の内容を確かめられます(通話料がかかります)。ふだんからメールマガジンやLINEを登録しておくと、いざというとき早いですよ。
防災の備えに迷っているあなたへ
今日できることとして、まずは家にある水と食べ物を数えてみるのはどうでしょう。何日分あるかが見えるだけで、次に何を足せばいいかがはっきりしてきます。
わたしも最初は、何をどれだけ用意すればいいのか分からず、後回しにしていました。少しずつ足していくうちに、家のどこに何があるか分かって、気持ちが軽くなった気がしています。
完璧にそろえようとしなくて大丈夫です。今夜、棚の水を一本数えるところからで十分。あなたの暮らしが少し安心できる時間になったら、うれしいです。無理のない範囲で始めてみてくださいね。
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