物置の奥から、少しだけ中身が残ったペンキ缶が出てくることがあります。捨てたいのに、普通の缶と同じでいいのか分からず、手が止まってしまいますよね。
地域の情報を届けるメディア「あつぎロケーション」のさくらこです。以前、旦那さんと棚を作ったとき、缶に残ったペンキをどう出せばいいのか迷った経験があります。
今回は、家庭で使ったペンキを前提に、中身が残っている場合と空になった場合を分けて、水性塗料や油性塗料、スプレー缶の扱いまで順番に見ていきます。
まず中身の有無から確かめておく
ペンキの捨て方は、種類より先に見ておきたい点があります。缶の中に液体が残っているかどうかです。ここが分かれ道になります。
- 缶の中に液体の塗料が残っているか
- 水性塗料か油性塗料か
- 量はどのくらい残っているか
この三点が分かっていると、この先どの見出しを読めばいいかが見えてきます。迷ったらまずここに戻ってきてください。
中身が残ったペンキ缶の捨て方
厚木市の資源とごみの分別辞典で確認すると、中身が残っている塗料(ペンキ)は、通常の収集にも環境センターへの持込みにも出せないものとされています。
中身が残った塗料は、購入先に相談するか専門業者に依頼することになっています。ここは正直、少し面倒だなと感じたところです。
買ったホームセンターに聞いてみると、引き取りの案内をもらえることがあります。処分先が分からないまま放置しない方が、あとで楽です。
空になったペンキ缶を捨てるとき
中身を使い切り、汚れがひどくなければ、ペンキ缶も市の収集に出せます。ここは中身ありのときと違う扱いになります。
ただし、底にうっすら液体が残っている程度でも、市では処理できないものとして扱われます。空だと思い込まず、傾けて確認しておくと安心です。
厚木市の案内でも分別区分の表記が分かれていることがあるため、出し方に迷う場合は環境センターに確認しておくと確実です。
水性塗料と油性塗料で分けて考える
種類によって捨て方の窓口が変わるわけではありませんが、まず言葉の違いを整理しておきます。
- 水性塗料
-
主に水を溶剤とする塗料で、室内の壁やDIY用品でよく見かけます。
- 油性塗料
-
主に有機溶剤を使う塗料で、屋外の木部や金属によく使われます。
厚木市の分別上は、水性でも油性でも、中身が残っていれば同じ「塗料(ペンキ)」として収集・持込みの対象外になります。
性質や希釈の仕方には違いがありますが、処分の窓口が種類で分かれるわけではありません。まず中身の状態を確認する方が近道です。
固まってしまった塗料の扱い方
長く置いていた塗料が、缶の中でかたまりのようになっていることがあります。液体ではないから大丈夫、とは言い切れません。
厚木市の分別辞典に、固まった塗料だけを別扱いにする案内は見当たりませんでした。見た目で自己判断せず、環境センターに状態を伝えて確認しておくのが確実です。
市販の固化剤を使えば必ず家庭ごみに出せる、とも言い切れません。固めたから安心、ではなく、まず問い合わせる順番を先にしています。
スプレー塗料の缶は穴をあけない
スプレー式の塗料缶も、条件を満たせば市の収集に出せますが、出し方に注意点があります。
厚木市の案内では、中身は使い切り、穴はあけずに透明または半透明の袋に入れて出すことになっています。普通のスプレー缶と同じ感覚で穴をあけないよう気をつけたいところです。
中身が残ったままのスプレー缶も、市では処理できません。使い切れないと感じたら、購入先か専門業者への相談に切り替えています。
大量に残っている場合の相談先
物置の整理で、缶が何本もまとめて出てくることもあります。量が多いからといって、普段のごみ出しでまとめて対応できるとは限りません。
本数が多く状態を判断しにくいときは、環境農政部資源循環推進課に扱いを確認することもできます。処分自体は購入先や専門業者への相談が基本です。
事業で使った塗料は別扱いになる
お店の内装や現場で使った塗料は、家庭から出るペンキとは別のごみとして扱われます。
厚木市では、事業活動にともなうごみは家庭用の集積所に出せません。一般廃棄物にあたる分はあつあいクリーンセンターへの搬入や許可業者への依頼で処理しますが、塗料は性質によって産業廃棄物にあたることもあります。
産業廃棄物にあたる場合は収集運搬業者や処理業者への依頼が必要になるため、事業所からの排出は家庭の感覚を持ち込まないようにしています。
環境センターにも持ち込めない
粗大ごみが持ち込める施設だから、塗料も対応してもらえるだろうと考えがちですが、確認しておきたい手順があります。
持ち込む前に、液体が残っていないかを傾けて見ておきます。
塗料は環境センターでも受け付けていない処理困難物にあたります。
粗大ごみと同じ感覚で持ち込む前に、相談先を先に決めておきます。
粗大ごみは環境センターに持ち込めても、塗料は別のルートになります。ここを混同すると、現地で持ち帰ることになりかねません。
厚木市の最新の分別情報を確認する
ここまでの内容を、状態ごとに一度整理しておきます。
| 状態 | 厚木市での扱い |
|---|---|
| 中身が残った塗料缶 | 収集・持込みとも対象外 |
| 汚れがひどくない空の塗料缶 | 収集に出せる(区分は要確認) |
| 中身が残ったスプレー缶 | 収集・持込みとも対象外 |
| 使い切ったスプレー缶 | 収集に出せる(穴あけ不要・区分は要確認) |
制度や案内は見直されることがあるため、動く前に厚木市の公式サイトや分別辞典で最新の内容を確かめておくと安心です。
ペンキ捨て方でよくある思いこみ
見落としやすいのが、缶だから普通の金属ごみと同じだろうという思いこみです。中身の有無で扱いが変わることを、まず押さえておきたいところです。
さくらこ缶だから何でも同じだと思ってました
販売店や業者に頼めば必ず引き取ってもらえる、と決めつけるのも早すぎます。対応できるかどうかは、連絡してみないと分からないことなんですよね。
固めれば普通に出せる、粗大ごみと一緒に持ち込める、という思いこみも、状態や量によっては当てはまりません。一つずつ確認する方が結局早いと感じています。
今日、塗料の缶を確かめてみる
今日、時間が少しあれば、物置にある塗料の缶を一つだけ手に取ってみてください。中身が残っているかどうか、傾けて見るだけで十分です。
わたし自身、缶を確かめて連絡先を一つ調べただけで、ずっと気になっていたことが片づいた気がしました。
物置の隅が少し軽くなるだけでも、気持ちは変わってきます。まずは一本だけ、確かめてみてくださいね。













